ひとり親の最大の敵「習い事の送迎」
習い事の送迎は、できればやめたい。
これは、ひとり親家庭に限らず共通認識だと思う。
送迎の一番の問題は、夕方の家事時間が分断されることだ。
これは、ワンオペ家庭では致命的だ。
そして何より、送迎は、時間と体力を著しく消耗させる。
■ 送迎に負担を感じる人は約半数
子どもに習い事をさせている小中学生の保護者を対象とした調査では、
「送迎」に負担を感じている人の割合は
- 三大都市圏:44.2%
- その他の地域:49.8%
という結果が出ている。
出典:manatea(マナティー)調べ(2024年10月、保護者550名)
■ 「通わせにくい」理由の最多は「送迎が大変」
別の調査では、習い事に通わせにくいと感じた理由として、
「送迎が大変」:61.9%
が最多だった。
出典:buscatch(スクールプラス)調査レポート(2025年)
■ 送迎ストレスの代表例は「待機時間」
SUKU×SUKUの保護者アンケートでは、送迎ストレスとして
- 「待ち時間にすることがなくて困る」
- 「家に帰るには時間が足りず、終わるまで待たないといけない」
といった声も挙がっている。
出典:SUKU×SUKU(スクスク)/株式会社Fanss(延べ522人アンケート、2022年)
代替手段は、オンライン習い事
送迎が必要ない習い事は、実質2つしかない。
家庭教師と、オンライン習い事だ。
家庭教師は、勉強なら成立する。
ただし、運動や趣味など他ジャンルは難しい。
何より費用が高い。
例えば家庭教師は、相場として 1時間あたり3,000〜6,000円程度 *という整理がある
一方でオンライン学習は、月額課金で回せるサービスが多い。
小学生向けオンライン塾の相場感としては、映像授業型で 月額2,000円台〜*、個別指導型でも 月額5,000〜10,000円程度*が一つの目安になる。
出典:https://k-arch-fukuoka.net/archives/7467
つまり、同じ「学び」でも、家庭教師は1回ごとの単価が高くなりやすい。ひとり親家庭の家計を考えると、継続前提の習い事としてはハードルが上がる。
その点、オンライン習い事は費用もリーズナブルで、ユニークなレッスンも多い。送迎をなくしつつ、習い事を続ける現実的な選択肢になる。
でも、オンラインの習い事には、大きな問題がある。
オンライン習い事の不安を我が家はこう解決した
オンライン習い事の最大の不安は、「集中できるのか?」だと思う。
実際、保護者調査でも、オンライン習い事のデメリットとして
「ネット環境に左右される(17.1%)」「コミュニケーションをとりにくい(15.2%)」に続き、「集中しにくい(14.3%)」が上位に挙げられている。
出典:小学生がオンラインの習い事をするメリット・デメリット」(2024/6/20)
一方で、別の調査では、オンライン学習に対する最大の懸念が「集中力」だったにもかかわらず、
71.1%が「集中できた」 と回答したというデータもある。
出典:「オンライン塾って意味がない?は大きな誤解。保護者121人調査」(2025/10/3)
つまり、オンラインは「集中できない」のではなく、集中させる手段があるということだ。
その手段を家庭側が導入できれば、オンライン習い事の不安は消せる。
そこで、我が家が実践した方法はシンプルだ。
画面を見ているだけだと、どうしても集中は続かないので、授業を聞いて疑問に思ったことや大事だと思ったことは、ノートに書かせている。
もう一つ、私が試みたのは、授業でわからなかった事やテストで間違えたところは、AI(ChatGPT)に質問して、復習させること。
授業で学んだ内容を、別のラインからもう一段深く理解できる。
私が感じたオンライン習い事のメリット
オンライン習い事は「送迎が不要」というだけでなく、家庭運営の視点で見ると細かいメリットが多い。
我が家で実際に使ってみて、特に良かったと感じたのは以下の点だ。
途中休会がしやすい
途中休会ができるものがある。
リアルでも休会制度はあるが、オンラインならメールやWeb申請で完結するケースが多い。
電話連絡などの面倒がないのは助かる。
地域差がない
授業やレッスン内容に地域性の差が出にくい。
地方ほど「選べる習い事が少ない」問題があるが、オンラインはそれを解消してくれる。
オンラインレッスンのメリットとして「遠方の講師のレッスンを受けられる」といった点も挙げられている。
好きな先生を選べる
先生を選べるサービスもある。
継続や習熟は「先生との相性」で決まる部分が大きいので、これは継続するには、とても重要だと思う。
オンラインは講師の選択肢が広がるのも強みだ。
ネイティブ英会話の選択肢が広がる
地方だと、リアルでネイティブ講師の英会話を受けられる選択肢は少ない。
でもオンラインなら、その制約がほぼなくなる。
レッスン時間の自由度が高い(振替もしやすい)
固定時間のレッスンもあるが、自由に時間を選べるタイプが多い。
固定時間でも事前に振替できるケースが多い。
リアルだと、急な用事や旅行で休んでも、その回のレッスン料は返却されない。
そもそもオンラインは「教室等への移動時間が必要ない(61.2%)」というメリットが大きい。
パソコンを操作する習慣がつく
オンライン習い事を日常に組み込むと、自然にパソコン操作に慣れる。
子どものうちから「PCで学ぶ」が普通になるのは、時代的にも価値があると思う。
実際に受けているオンライン習い事一覧
我が家で実際に受けているオンライン習い事は、以下のとおり。
送迎が不要になるだけでなく、内容と費用のバランスも良いので、家庭運営の中に組み込みやすい。
東進オンライン
我が家では、質の良い授業がリーズナブルで利用できるのが魅力で使っている。
映像授業なので、わからない箇所は繰り返し見られるのも強い。
一般的な評価としても「費用が安く始めやすい」「自分のペースで学べる」「授業がわかりやすい」といった声が多い。
スタディサプリ
スタディサプリは、学校で使われている教科書をベースにレッスンがあるのが魅力だ。
日々の学習に直結させやすい。
一般的な評価としては「授業がわかりやすい」「コスパが良い」という意見が多い一方で、目的が中学受験などになると演習量は別途必要、という整理もよく見かける。
ゲーミング英会話
フォートナイトなどのオンラインゲームの世界で、ネイティブの先生と一緒に英語で会話しながらゲームするタイプの英会話。
「英語を勉強する」より先に、英語を使う環境に入れるのが狙いだ。
小学4年生が英検2級を取った、というトピックスを聞いて入会した。
もちろん、うちの子どもがそこまで期待に応えてくれるかどうかは不明だ。
ただ、現状は楽しそうに学んでいる。
一般的な評価としては「ゲームが好きな子には刺さりやすい」「モチベーションを維持しやすい」という見方がある一方で、「合う・合わないが分かれる」「ハードルが高いと感じる家庭もある」という声もある。
アタムアカデミー
上の子どもがイラスト好きなので受講させている。
好きなテイストの先生に教わるので、モチベーションが異常に高い。
一般的な評価としても「送迎なしで受けられるのが助かる」「子どもが楽しそうに取り組む」「先生が丁寧」といった口コミが多い印象だ。
オンラインのコミュニケーションは、これからの“当たり前”になる
調査データでは、オンライン習い事のデメリットとして、「コミュニケーションが取りにくい」という意見があった。
でも私は、この点に関しては否定的だ。
オンラインのコミュニケーションは、確かに対面より難しい。
相手の表情や空気感が捉えにくいからだ。
だからこそ、オンラインでは
論理的で適切な会話力と、
相手の意図を正しく読み取る理解力が求められる。
これは、社会人になってから急に身につくものではない。
子どもの頃から慣れておく方がいい。
そういう意味で、オンライン習い事は「便利な代替手段」ではなく、
これからの時代に必要なコミュニケーション能力を鍛える絶好の機会だと思っている。










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